知識を「自分のもの」にするための思考法

学び直し・キャリアアップ

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こんにちは、へむきーです。

論語は、2,000年以上読み継がれる「知恵」。これまで延べ3,000人以上に、論語をもとにした心の整え方や実践のヒントを伝えてきました。

過去の私と同じように「どう生きればいいのか」と悩む方に、わかりやすく、役立つ情報をお届けします

学び好き女子
学び好き女子

勉強してみたけど、なんか自分のものになってる感じがしない…とりあえず知識を詰め込んだって感じ…

へむきー
へむきー

「知識を詰め込めば大丈夫」―そんな気持ちで本を読んだり講座を受けたりしてない?

“本当の理解とは”に関する、本質的な話をするよ。

この記事を読むことでわかること

・本当の理解=学びは使ってこそ生き、考えは試してこそ磨かれる

・小さな実験(学ぶ→試す→振り返る)を繰り返すことが大事

・「学び」と「思考」が良い循環を生んでいき、本当に“自分のもの”になっていく

学ぶだけ、考えるだけではダメ──論語が教える「学び」と「思考」の大切さ


💡 今日の一節

学(まな)んで思(おも)わざれば則(すな)ち罔(くら)し。
思(おも)うて学(まな)ばざれば則(すなわ)ち殆(あやう)し。 (学んでも考えなければ[ものごとは]はっきりしない。考えても学ばなければ[独断に陥って]危険である。)¹)

孔子のこの言葉は、「学ぶこと」と「考えること」は車の両輪」だと教えてくれています。どちらか一方に偏ると、学びは生きた力にならない──というメッセージです。


本当に理解する

  • 学んで考えない人は道に迷いやすい(学びが表面的で終わる)
  • 考えるだけで学ばない人は危うい(思考が空回りして現実に使えない)

要するに、学び(インプット)+思考(咀嚼・アウトプット)=本当の理解ということですね。


日常に置き換えると、

  • 学ぶだけ派:セミナーをたくさん受けても、実践しないから成果が出ない。
  • 考えるだけ派:「こうすればいいはず」と頭で考えるだけで、行動に移さないので結果がわからない。

例えばダイエット。本を読むだけ(カロリー計算の知識だけ)は役に立たないし、考えるだけで実際に食事を変えないのも意味が薄い。小さな実験(学ぶ→試す→振り返る)を繰り返すことが大事です。


では、どうすれば「学んで思う」「思って学ぶ」を両立できるか?

具体的に使えるテクニックをいくつか紹介します。

1. ノートは〈要点+問い〉で取る

ただ写すのではなく、学んだことの要点を書き、その横に「自分ならどう使うか?」という問いを付ける。問いがあると、次に考える材料になります。

2. すぐに小さな実験をする

学んだことは24時間以内に1つ試してみる。結果を短くメモしておけば、学びが自分ごとになります。

3. 教える(アウトプット)を前提に学ぶ

誰かに説明するつもりで学ぶと、考えるプロセスが自然に入り、深い理解が得られます。以下は、おすすめの参考書籍です。

4. 定期的に振り返る時間を作る

週に30分、学んだこととその結果を見返す。思考のクセが見えてきて、次の学び方が洗練されます。


仕事にも、子育てにも効く「学ぶ×考える」の習慣

例えば仕事なら、新しい手法を学んだら即プロジェクトで小さく試す。育児なら育児法を読んだら週末に一つだけやってみる。行動→観察→思考→改善のサイクルは、どんな分野でも成果を生みます。


最後に:孔子の教えを現代に活かす一言

孔子が伝えたかったのは難しい哲学ではなく、「学びは使ってこそ生きる。考えは試してこそ磨かれる」という実践の知恵です。

今日学んだことを、まず小さく試してみてください。試してみて初めて、次に何を学ぶべきかが見えてきます。

あなたの「学び」と「思考」が、今日も良い循環を生んでいきます。


あなたが、あなたの「論語」を見つけるきっかけになりますように。

(この記事が良ければコメントやSNSでのシェアをお願いします。どんな「学び×思考」の習慣が役に立っているか、ぜひ教えてください!)

¹)金谷治訳注『論語』岩波文庫 爲政第二(一五)より一部抜粋

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