「本当に、出来ない? それとも、自分で限界を決めてない?」
「やり遂げたいのですが、私にはムリかもしれません…」
困難に直面し、弱気になっている冉求(ぜんきゅう)に、
先生・孔子が放った一言が、今の私たちにも深く刺さります。
🌿 今日の一節
冉求曰(ぜんきゅうい)わく、「子(し)の道(みち)を説(よろこ)ばざるに非(あら)ず。力足(ちからた)らざればなり。」
子曰(しのたま)わく、「力足らざる者(もの)は中道(ちゅうどう)にして廃(はい)す。今女(いまなんじ)は画(かぎ)れり。」※雍也第六(一二)
「自分はできない」と思っていませんか?
「先生の教えは素晴らしいと思っています。
でも、私には力が足りませんから…」
そんなふうに引き下がろうとした冉求に、孔子ははっきりこう返します。
「本当に力が足りない人は、途中で止まる。
でもお前は、自分で(できないと)線を引いてるだけだよ。」
──これ、まるで今の私たちにも言われているようです。
「やってみてダメ」より、「やらずにあきらめる」が問題
私たちも日々、いろんな理由で自分を止めてしまいます。
- 「年齢的にもう遅いから…」
- 「才能がないから…」
- 「時間がないし…」
でも、本当に力が足りないかどうかは、
「やってみて、初めてわかること」なんですよね。
「どうせムリ」と決めてしまうのは、
可能性の芽を自分で摘んでしまうこと。
線を引くのは他人じゃない、自分なんだ
孔子の言葉「今女は画れり」は、 「今のお前は、自分で自分に限界を引いているだけだよ」という意味。
人って、自分の“思い込み”で自分を制限してしまうもの。
- 本当はやれる力があるのに
- 少しずつ進めばいいだけなのに
- 完璧を目指す必要なんてないのに
それを忘れて、「自分には無理」と決めつけてしまう。
そんなとき、この言葉を思い出したいです。
一歩でも進んでみた人だけが、「本当に足りなかった」と言える
大切なのは、挑戦したその先で、自分の力を知ること。
「ムリ」と決めつけるのではなく、
一歩でも動いてみること。
その積み重ねが、
「力が足りない」じゃなく、「力を育てている途中」に変わるんだと思います。
🪶 あとがき
今なにかに挑戦している方。頑張っているけど、なかなかうまくいかない方へ。
自分で「限界を決める」のは、ちょっともったいない。
今日の一歩が、あなたの“線”を、ちょっとだけ広げてくれるかもしれません。
あなたが、あなたの「論語」を見つけるきっかけになりますように。
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